生体認証錠

最近じわじわと増えてきて今後さらに普及していくのではないかと考えられるのが生体認証錠である。
生体認証錠とは指紋や瞳の虹彩、顔、声紋など個人特有の生体情報を鍵として使用するシステムのことである。

すでに個人の住宅でも指紋認証や生体認証などの鍵を使っているお宅もあるようである。

セキュリティが重要視される銀行など特殊な施設ではすでに多数導入されている。
性能も十分信頼のおけるシステムが構築されているようである。

指紋認証は最近はiPhoneのホームボタンに導入されている。
持ち主の指紋情報がホームボタンに登録されており、その人でないとiPhoneを起動することができなくなっている。
必ず指を使ってホームボタンを押すiPhoneならではの認証方法であるといえる。

また、顔認証システムはタバコやお酒の自動販売機で導入されている。
未成年かどうかを顔認証で判別して20歳以上ならお酒やタバコが購入できるというものである。
これも生体認証のシステムを導入したものの一例である。

こうしてさまざまなところで生体認証が使われるようになると自宅の鍵として導入するのも抵抗を感じなくなる人が多くなるだろう。
最近では導入費用も安くなってきている。マンションなどには続々と導入され始めているようである。

プッシュボタン式金庫

ピッピッピッと音がなるボタンを押して解錠するタイプの金庫をプッシュボタン式、あるいはテンキー式金庫と呼ぶ。
このような金庫はメーカーによって多少差はあるが10年前後で故障することがある。
ボタンを押しても反応が一切ないなどの不具合が発生するのである。
これは電子部品なのである程度はしかたのないことだ。

故障が起きやすいのは金庫の内部のソレノイドという部品である。
これが故障してしまうとボタンを押しても金庫の扉が開かなくなる。

こうなってしまったら専門業者を呼ぶほか開ける方法はない。部品を交換金庫を使用することができないのである。
業者に頼む際には金庫を壊すことなく開けられる業者を探して依頼することをおすすめする。

ソレノイドの故障のほか、電池切れやリードの通電不良、基盤故障などがトラブルとして挙げられる。
少しでもおかしいと感じたら故障のサインだと思うようにしよう。

このようなプッシュボタンは購入する際に必ず故障のリスクについても考えるようにしよう。故障してもいいからプッシュボタンタイプがいいという人にはおすすめする。しかし、そこまでこだわりがないのであれば故障のリスクが低いダイヤル式金庫をおすすめする。

雨の日に注意

雨が多くなる梅雨の時期は泥棒に狙われやすいと言われている。
雨の日は物音が紛れやすくなるし出歩く人も少ないので人目を忍んで活動したい泥棒にとっては格好の天気なのである。

ある人は朝から外出しており、夜10時過ぎになって家に帰ってきたそうだ。
家に入ろうとしたら玄関ドアが開いていた。おかしいなと思って家の中に入ったら無残にも荒らされていた状態だったそうである。

泥棒の侵入経路はガラス破りであった。雨戸を閉め、きちんと窓も施錠されていたのだが見事に破壊されていた。
このような手荒な真似も雨の日だからこそできたことであろう。

このように雨の日というのは泥棒にとって有利に働く。
破壊音を消すことができるし、敷地内に侵入した痕跡も残りにくい。
目撃されたとしても情報が不確かなものが多いのである。

今年の梅雨は雨の少ない空梅雨だと言われている。しかし、夏が来るに連れて雨の日や嵐の日も多くなる。そういった日の外出時には十分注意が必要だ。

あらかじめ防犯対策を強化しておくこともおすすめする。
ガラス戸を破壊されないような防犯ガラスに交換したり、雨戸を強固なものにしたり。
また、玄関ドアの鍵もセキュリティ性の高いものに交換することをおすすめする。

共有玄関の鍵

マンションの入り口は住人用の鍵が付いている共有玄関になっているものがほとんどである。
電気錠タイプのものが近年増えていて、この鍵が故障したり接触不良を起こしていることがある。

特に開き戸のモーター錠の場合は扉の開閉信号は錠前についている磁石接点確認するという仕組みになっている。
どういうことかというと扉が閉まったように見えていてもカンヌキ部が戸枠にきちんとおさまった状態になっていないと機械は不具合を起こしてしまうということである。

それはエレベーターの扉の前に障害物を置くと開いたり閉まったりする動作をするのと同じ現象である。

このようなトラブルの原因となっているのはドアが閉まるときに衝撃を和らげたり騒音や外気の侵入を防ぐためのゴムパッキンがすり減っていることが考えられる。
また、オートヒンジやクローザーのトルクが不調整になっていたり、マンション党内の気圧や風圧が関係して扉に不可がかかっていることも挙げられる。

これらに当てはまらないケースは機械故障か工事の取り付けが間違っていたかのどちらかであろう。

トラブルを回避するためには工事に手慣れた業者を選んで対応してもらうのが一番である。

使用していておかしいと感じることがあったら住人に迷惑をかけることがないように速やかに業者に相談することをおすすめする。